第 18 号
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九州実験動物研究会の紹介
久留米大学医学部動物実験センター 野田安孝

 九州およびその周辺地域の大学,研究機関の実験動物関係者の間では,かねてより九州地域の実験動物研究会をもってはどうかとの意見がでていましたが,日本実験動物学会が年1回となったのを契機として,会員の情報交換,実験動物技術の交流,実験動物科学の啓蒙等を目的として,1984年6月9日に九州実験動物研究会が設立された。
 年1回の研究会の世話役は持ち回り制で,関係役員の会場や近隣の公共施設を使用して一般講演,特別講演,シンポジウム等が企画されている。
 1986年から3回にわたり,九州実験動物研究会と日本実験動物共同組合九州支部の会員との間で,使用者あるいは供給者の立場から忌憚のない意見を交換し,実験動物と動物実験の発展を図りたいとの希望のもとに,実験動物の使用者側と供給者側と話し合う会が開催された。
 1992年の第10回総会は那覇市で琉球実験動物研究会との合同開催が実現しました。1994年,1995年には日本実験動物技術者協会九州支部研究発表会と共同開催することができました。
 本研究会では年1回「九州実験研究会会報」を発刊しており,第8号(1992年)より「九州実験動物雑誌」と名称変更され,現時点では第11号まで発刊済みである。この会誌は,特別寄稿,原著,および特別講演,シンポジウムをお願いした方々からの寄稿,研究会のプラグラム予稿集,研究会だより等から編集されており,会員間の学術情報の交流誌としても役だっており,ページ数も年毎に増加し第11号は98ページまでの厚さになっている。
 本研究会の1996年1月現在の会員数は,名誉会員1名,正会員90名,賛助会員20社から成っている。山内忠平会長は1984年から1989年までの6年間,育ての親としてご尽力いただいた。その後,半田純雄会長に引き継がれ現在,半田会長,評議員13名,監事2名の合計16名の役員構成によって運営されている。
 設立後13年目を迎え,本研究会のさらなる発展のために将来検討委員会が設置された。更なる発展の手始めに,長崎大学の佐藤先生のご努力でメーリングリストが開設され,九州実験動物研究会を主体に,実技協九州支部等の情報伝達や討論がE-mailを介して出来るようになった。
 九州地区には,実験動物に関係した機関は,医学部10,歯学部5,薬学部5,農学部5,国立試験研究機関2,民間研究所9,生産業者10など45以上の機関がある。本研究会が今後これらの機関に所属する数百人を越える研究者や技術者の集まりの場として,また知識と情報の交換の場として,それぞれの専門分野から各種の情報を提供し,お互いに機能的に協力しあうことにより,実験動物科学の発展に些かなりとも寄与できれば幸いである。

九州実験動物研究会箏務局
〒830 久留米市旭町67
    久留米大学医学部動物実験センター内