第 6 号
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-- 第24回日本実験動物技術者協会総会 --
平成元年度活動方針
会長 渥美ふき子 (愛知医科大学)

 来る6月23日(土),24日(日)に,第24回日本実験動物技術者協会総会が開催される予定です。一人でも多くの会員の方に参加していただきたいとの願いを込めまして,このご案内を書かせていただきます。
 まず,準備状況をお知らせしましょう。・・とは言いましても,第23回総会をお世話された九州支部の小原支部長や役員の方々からノウハウを教えて項いて(さすが九州男子!),それらを参考に,いま本格的準備を始めたばかり,といったところです。

〈会場〉は浜松市福祉文化会館です。この福祉文化会館は,新幹線浜松駅より徒歩5,6分の所にあり,遠方からおいでになられる会員の皆様にもわかりやすいところと思います。そしてこの会館の正面扉を開けて入って頂きますと,大きな西ドイツ製のパイプオルガンが眼に入ってきてぴっくりさせられます。これは一見の価値ありと思います。
〈講演・シンボジウム〉は,特別講演1としましてカナダのゲルフ大学からダイアナ・フェブリック博士をお招きして,「カナダに於ける動物実験の現状」と題してお話して項くつもりです。井の中の蛙になりがちな私達の頭に新鮮な国際風を吹きこんで下さるものと思います。そして特別講演2としまして浜松医科大学の西村正彦博士に「疾患モデル動物の開発一実験動物育種学の立場から一」と題したお話をしていただく予定です。飼育に携わっている私どもにこそ疾患モデル動物を見つけるチャンスがあること,そしてそれをうまく開発していく方法も聞かせて頂けると密かに期侍しています。そして最後にシンポジウムです。今年は“長期飼育に於ける問題点”と題して,今後毒性研究,発ガン研究,老化研究等々で質のよい長期飼育の要望が増加していくものと思われますので,いま一度みんなで長期飼育を考えてみたいと,準備させて頂いています。座長を東京都老人総合研究所の朱宮先生に,パネリストを愛知医科大加齢医科学研究所の伊藤先生,京都大霊長類研究所の三輪先生,鹿児島大動物実験施設の小原先生,束京都老人総合研究所の倉本先生などにお願いしています。いろいろな角度から長期飼育の問題点をお話し頂けるものと思っています。
〈実験物動関連器材展示会〉は,恒例になり,今年も会場を用意させて頂きますので,展示を予定しておられる業者の皆様,またご見学の会員の皆様どうぞよろしくお願いします。
 注目の〈懇親会〉は,会場を福祉文化会館から歩いて10分程の所にあります結婚式場のジョイベル日本閣に準備しております。結婚式場を狙ったのは去年の鹿児島の懇親会会場をみて学習したからです。今の日本が忙しすぎるのか,仕事柄か,はたまた怠け者のせいか,ご挨拶をしたい方,お礼を言いたい方,友好を探めたい方にお会いしてお話しする機会は持てるようであまり持てません。この懇親会が皆様のそのような機会としてお役に立てばと思っています。1年に一度この懇親会でお話をする友人をつくりたいと,私も思っています。
 また〈リクレーション〉は,高橋理事長が浜名湖で「魚釣り大会をするぞ!」と叫ばれています。魚釣りがお好な方はぜひ参加されて大物賞を狙ってください。
 以上,このようなところが現在までの準備状況です。
 ここで私の話を少し聞いて下さい。総会会長という大役をお引受けして,この総会を無事やり遂げることができるかどうか今不安で,不安でいます。23回の懇親会会場でも申し上げた事ですが,1年間のストレス実験をされている感じです。まさしく私は実験動物であります。そして今,その1年の前半が過ぎました。夜中に目をさますと総会準備のことが頭に浮かんだりしますが,まずまず元気でやっています。でも問題は後半です。これから総会までの精神的,肉体的ストレスの影響を実験動物自身の私から,24回総会の懇親会会場でお話したいと思っています。・・・こんな風に書いていますと私一人で総会準備をしている様に想像されるでしょうが,実際は違って,東海支部の実行委員の面々が一生懸命がんばっているのです。これから,皆様からお寄せ頂いた一般演題を取りまとめて,プログラム・講演要旨集作りに頑張るつもりです。
 この披術者協会総会も年々盛り上がりを見せて,名実ともに充実してきた感じがします。そして技術者の技術者による技術者のための協会であり,総会であることはいつまでたっても変わりがあるはずがありません。個々においては小さな力も数多く寄れば力強いものになると信じています。東海支部の総会準備・実行委員の力も小さなもので十分な準備ができないかも知れませんが,全国の多くの会員の方々の参加のお力をお借りして第24回日本実験動物技術者協会総会をぜひとも成功させたいと思っています。皆様の参加を心よりお待ちしています!!。
 そしてこの紙面をお借りして,今回私どもの準備にお力添え下さっている23回総会会長の小原九州支部長と役員の皆様,そして本部の役員の皆様にお礼を申し上げます。図々しいようですが総会終了までなにとぞ引き続きよろしくご指導,ご協力下さいますようお願い致します。
 最後に総会時の〈宿泊・観光〉につきましては,遠州鉄道の観光センターにお世話をお一願いしましたので,直接お一申し込みまたはご相談下さい。