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-- 話題 --
ヒト細胞使い動物実験代替
 

 動物愛護の観点から,動物実験に代わる医薬品の毒性試験システムの開発が進められる中で,クラボウは11日,ヒトの正常な表皮細胞と血清を使わない培養システムを組み合わせた「ニュートラル・バイオアッセイ」を発売した。
 米国の細胞培養専門会社,クロネティクス社(カリフォルニア州サンジエゴ)から技術を導入。クラボウが生産し,アジアでの独占販売権を持つ。ヒト細胞を使った動物実験代替システムが実用化されるのは国内初。
 正常なヒト細胞を使うため,動物実験よりデータが正確で,血清によるデータヘの影響もないという。シャンプーや化粧品による皮膚や眼球への刺激の程度を調べるのに適しており,コストも動物実験の十分の一程度という。
 価格は,システム1セットで10万5千円。3年間で約1億円の売り上げを見込んでいる。

(1989年10月12日 朝日新聞)