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-- 話題 --
ハト虐待の男性書類送検 讐視庁
 

 東京都多摩市の多摩ニュータウンで今年5月から,フン公害に悩む住民が無許可で野生のハトを捕獲,片足を切ったり殺したりする事件が相次いでいたが,警視庁捜査1課と多摩中央署は18日,同市に住む団体臨時職員Aさん(35)を鳥獣保護及び狩猟に関する法律違反の疑いで東京地検八王子支部に書類送検した。
 調べでは,Aさんは今年5月から12月までに,無許可で自宅近くの公園や自宅のベランダでドバト(野生のハト)25羽を素手や手作りのわなを使って捕獲した疑い。
 Aさんは,捕まえたドバトを自宅のふろ場やベランダなどで木製の十字架にひもやガムテープで縛り付け,熱湯をかけたり片足をニッパで切ったり,殺すなどしていた。虐待の様子は写真撮影し2冊のアルバムに日付順に整理していた。
 Aさんは調べに対し「ドバト公害から自分を守るためには,ドバトを捕まえて体の一部を傷付けこの団地には恐ろしい人が住んでいるという惰報をドバト仲間に知らせ近付けないようにしようと考えた」と動機を供述している。

(1989年12月19日 山陽新聞)